更新に随分間が空いてしまった。そして、そうこうしているうちに、気づけば世界はすっかり変わってしまった。
コロナウイルスの猛威により、世間は混乱、生活は一変。マスクの着用や外出自粛が呼びかけられているが、その危機意識は若者から高齢者まででかなりの差があるように感じる。そんな中、ラップ業界にも動きがあった。
まずは、世界で活躍するラッパー、MIYACHI。彼が住んでいるニューヨークは、コロナウイルスにより多くの観光スポットが閉まり、店内での飲食も禁じられるなど深刻な影響を受けている。
Twitterで「今の世界の状態について曲を書きました」と延べ、3月20日に急遽リリースされたシングルのタイトルは『MASK ON』。
フェスやイベントのキャンセルや延期も相次ぐなど音楽シーンも打撃を受けている中、MIYACHは“曲中で、”コロナ死亡する 心配もうない オレらのsoulは生きてforever”と、コロナに負けない魂を訴えていた。
また国内では、フリースタイルダンジョンで一世を風靡した般若が、4月4日にYouTubeで新曲を公開した。『インダハウス』というタイトルのナンバーで、映像では「コロナ殺す!」と書かれた黒いマスクを着用した姿が印象的だった。
“みんな家を出るな マジで言ってんだ 今は本当我慢しとけ 家でNetflix観とけ 日常取り戻す その日が来るまで”、”家に居る事が今1番カッケーな”といった外出自粛を呼びかけるリリックが登場する。
こんな時代だからこそ、若者が支持するラップ業界だからこそ、伝えられることがある。偉大な彼らの曲を家で聴きながら、1日も早く日常が戻ることを祈ろう。