今日はJEVAさんのことを書こうと思う。
いつだったか、NHKの「サラメシ」に出演していた。
その理由は彼のナンバー「サラメシ」。PVはほぼNHKの番組「サラメシ」。
サラリーマンの哀愁みたいなのも感じる。
JEVAさんは工場に勤めながらラッパーとして活動している。
共感する部分がありながら聞いた。声もいい。
気が付けば口ずさんでいるときがある。
イオンに行けば「イオン」、仕事で落ち込んだ時は「真ん中」、
頭の中で流れ続ける。
彼が「憧れのものに近づけるよりも、自分のうちにあるもので曲を作るほうがいい」とインタビューで語っているのを読んだ。
憧れから「こうなりたい」というのもきっかけとしては大切だが、結局はすべて自分の中から出てくる事。周囲がどんどん自分の成し遂げたい道を進んでいくのを見ると、焦りが出るが、もしかして「やりたいことをやる」という誰かの呪文にかかっているだけではないか?
ラッパーへの尊敬からくる、自分もそうありたいという思い。
それとは裏腹に「こうしたい」や「やりたいこと」を『見つける』ことにやはり縛られている。ネガティブに考えてしまうのは、社会人になって疲れが溜まっているのだろうか。
JEVAさんのように自分のうちにあるもので曲をつくるということは出来ないが、角度を変えて自分の中をみると、しっかりと自分の考えはあるし、すごい大きな事ではないが、日々やりたいことが実は溢れていたりする。日々のやりたいことの積み重ねが、うねりになり、さらに大きな波となって、どかんと自分の根幹をゆるがすような「何か」が出現すると思いたい。
そんな事を考えながら、今日も私は仕事へ行き、
♪中井貴一も来ない
♪哀愁漂う 冷えたサラメシ食べ、
♪おらが町にきた イオンに行く。