こうした方があなたのためだとか、期待されているのはこういうことだとかを最近は周りから言われることも増えてきて、そう言われるたびに本当にその人の言っていることは最適解なのか?自分の進むべき道なのか?とずっと疑問に思って小さな反骨心を持ちながら生きている。社会人になってもなお、反抗期が続いているような感覚さえある。とはいえ、世間体や社会の中での自分の立場を完全に無視することもできず、自己矛盾がひどくて気持ち悪いなと思っていた頃KREVAさんの『ichiban』を聴いた。他のアーティストにオファーされて作られた楽曲だそうだが歌詞が今の自分には刺さったのだ。
『時代のニーズとか 誰かの期待通りとか 一旦放置して信じた通りのやり方で 感じ方で』という言葉はこうしないといけないのか?でも自分の思うところは違うのにとがんじがらめになりそうな自分とっては小さな希望に思えた。周りのこととかは一旦おいておいて自分の思った通りの方向にまずは進んでみればいいし、それで失敗しても損はないと思えたらなんだかとても気持ちが楽になった。きっと、知らず知らずのうちに「~しなければ」という感覚に囚われていたのだろう。一人でできることはきっと限られているから、うまく周りを巻き込みながら自分の信じた道を進める強さが眩しいなと思った曲だった。
また「~しなければいけない」という感覚に囚われたときにはこの曲を聴こうと思う。